先日投稿した80代女性。
両大腿骨骨折後の後遺症で車いす生活。
そして、認知症と診断されています。

その後少しずつですが、着実に回復に向かっています。

はじめは嫌がっていた足の運動も嫌がることなく一緒にするようになりました。会話も増えてきています。
そして、立つ練習も1.2回ですが普通に行っています。

その中で、いまだにご自身のことになると口を閉ざしていました。
そして、それでも少しずつ信頼関係が築かれていることを感じています。

今日はさらに一歩進もうと試みました。

「人間なんだから自己紹介から始めましょう」

「私には〇〇〇〇は通用しませんよ!もう〇〇〇ますからね。」

『うん』(うなずく)

「私は保坂太一です。よろしくお願いします」

『・・・・・。』

なかなか言葉が出てきません。

それから何度トイカケても言葉が出てきませんでした。
そこで今度は、体を動かすことを始めました。
そして、あることをきっかけに満面の笑みでお互い笑いあいました。

おっ!いい感じ!!

もう一度、

「人間なんだから自己紹介から始めましょう」

『うん』(うなずく。今度は笑顔でした。)

「私は保坂太一です。よろしくお願いします。」

『私は、〇〇〇〇です。よろしくお願いします。』

いやー!うれしかった〜‼️
そして、笑顔がすばらしい!

ついに、〇〇さんとつながり、信頼関係が結べたんだと感じることができました。

そして、名前を名乗った後、目に力がこもるというか、魂が入るというか、そんな感覚を感じました。

少しずつですが目を覚まし、着実に本当の自分に還りつつあります。

そう、ただ本来の自分に還り、本当の自分を生きるだけ。

今後さらに変化していくことでしょう。

感動とよろこびを感じています